「忘却。これが一番近いもんだと思うわけよ俺は。」

「何とですかぁー?」


「、死、ってやつとさ。」


「そぉーですかぁー?ももはー、死んじゃうものは死んじゃうんだから近いものなんて無いと思うんですー。」

「バッカお前詩人になろうぜー詩人によー。それ言ったら元も子も無いじゃないの。」

「だってだってー。ずばってきってー、ぶすっとやってー、ぐちゃってつぶ…」

「あーあーあーお前がけろっと言うと余計生々しい感増すからやめろっての!」

「御二人共!!!無駄口叩いてるなら、手も動かしてください手も!!!」







 間 。






「あ、わかりましたぁー。強いて言うなら、それが一番近いと思いますー。ずばっぶすっぐちゃーって。」

「…そうだけどよー、言い方ってもんがなー…まぁ、いいや。要するに、簡単、ってことだな。うん。」


「そぉですねー。簡単です。とってもとっても簡単なんです。簡単過ぎて、いつも困るんですよ、ももは。」

「俺はお前みたいに前線走れるほど優秀じゃねぇからあれだけど、でもまあ、それは解るぜ。」

「言われてみればー、もも、ずばっていっぱいやってますけど、それって“死んだ”って気がしないんですー。」

「ほー。なんで?」

「もも、そいつらのこと“忘れる”ってしてないからだと思うんです。」

「最初から知らない相手のことなんか、“忘れる”なんて無理だもんなー。」

「ですですー。」


「…ですからお二人共、手をですね、!!!」

「はいよ、こっちのはあがってんぜー。つか、この胸デカ過ぎだろー。何カップ?」

「新しい消しゴム使いますよ〜。…そういえば、この子はどーして
(ズキューン)
(バキューン)なんか(ドキューン)してるんですかー?わかんないですー。」

「有難う御座います次はこのページを。萌えはカップなど凌駕するんですよ!!!
小さくなった消しゴム捨ててしまって良いですから。仕方無いじゃないですか!今回
(ズバキューン)本なんですから!!!」



 コ ン コ ン 、 ガ チ ャ 。



「失礼します、委員長…、あ、す、すみません…ご指導中でしたか、また改めて…」

「いえ、今で構いません。何かありましたか?」(キラキラ)

「あ、ハイ、!
(…相変わらず、しっかりしていらっしゃる…)こちら来週の総会の書類です。」

「もう出来たんですか?有難う、助かります。」(キラキラ)

「い、いえ、自分の仕事ですから、し、失礼しました…!」




  … バ タ ン 。



「ちッ!!3分ロスしたか…お二人共!ペースをあげますよ!!」

「…なー、さっきの見たか?ドア開いた一瞬で、原稿一式キレイさっぱり隠しやがったぞ、コイツ。」

「ってゆーか、ももたちの分まで隠したの、見切れませんでしたよー。なんで補助部隊所属なんですかぁ〜?勿体無いですぅー。」


「そんな無駄な労力使って右手痛めたりしたらどうするんですか!さ、この調子で頑張りましょう!!脱稿は近い!!!」

「…あいっかわらず、イイ根性だよなー…なんで皆気付かないかねー。」

「みんな、そとづらしか見てないですよ〜vヅラヅラーv」


「まだハゲません!!!!!!!」

「(…気にしてんだ…)」

「(…気にしてますー…)」







 間 。







「とどのつまりだな、俺のこの失恋も、俺の胸の中で彼女は死んでない!という結論に至る訳よ。」

「あはー、それ先週も聞きましたぁ〜。じゃあ、彼女さんのこと、忘れてないんですかー?」

「ったりまえだろー。結構イイ胸しててさ、こう…乳圧っていうかな。」

「お名前なんでしたっけー。」

「なんだっけなー。」

「それ、忘れてるっていうと思います〜v」

「“抹茶の君!過去に囚われていては前には進めないものだろうはははは略”って青いのも言ってたぜー。」

「ああああ原稿の上で煙草は止めて下さい!!…それに修羅場中の会話なんですから、もっと気の利いたもえトークを…、」

「超気が利いてんじゃん、乳圧とか。大丈夫だって、灰落とすなんてヘマしねぇし。
あー…つか、この体位ありねー、これぜってー入ってねーって、勃たねー。」


「消しゴムおわりですー。こっちトンボ入れちゃっていいですかー?
あれーこの子おんなのこなのに
(ズギュンズギャン)ですよーしかもおっきいです〜。」

(バキュンドキュン)の要望多かったんですよ!僕は貧乳妹派ですけどね!!!」

「ノンブルいれといたぜー。そんなんカミングアウトされてもなー。あ、俺Dから希望ー。」

「あーこっちペン入れ忘れありますよー。ってゆーか、ももはー、ももがかわいいからそれでいいです〜v」


「ふふ…今に見ていなさい御二方…。その内萌えと叫ばずにはいられない身体にしてさしあげますからね!」

「野郎に言われてもなー。勃たん。」

「勃ってもいやですよーぅ。」


「シャラーップ!さぁ、今晩が山ですよ!!〆切は待ってはくれないのです!!!手を動かしてください!!!」








2 0 , 午 前  時 の 猥 談 。




隠れだんむけDo人作家大手・メガネっこ委員長・クリフ色。
女の子だいすき・喫煙サボリ組・抹茶。
きゃるーんぐしゃーvネイルラメラメ・天然計算ドール・桃。





 そ   ん   な   馬   鹿   な  。





ごめんなさい・・・。
〜07,02,23